生きてこそ~五感の話~
サワディカー!
ここでは、よく停電するのですが、
その時考えたこと。
停電すると、本当に真っ暗になり、恐怖さえ感じる。ただ、見えていたものが見えなくなっただけなのに、一気に静かになったと錯覚する。
そして人の話し声、自分の動きから生まれる騒音や周りのあらゆる音が、すごく近くに、そして大きく聞こえる。
見えない人がすぐそばにいる感覚になる。
普段世界が見えているときは気にならない音が、真っ暗になると研ぎ澄まされる。
じゃあもし、音が消えたら?
動いてるもの、人から、伝わってくるはずの声、音が来ない。途中で途切れてい
る。見えている距離と、実際にいる距離がすごく離れているような気になる。そこにある世界はすべて実態なのに、自分はただの傍観者となり、世界は2次元に変わるのではないか。
音がないだけで、自分の存在もなくなる気がする?
逆に耳が聞こえれば三次元にいる感覚が残るのではないか?
聞こえない というのは、音を発すること も制限される。
自分の声が聞こえない、というのは周りと自分を隔離する。
この考えは、普段自分が何不自由なく五感をつかえている、という前提の話で、身体に関する不自由や障害の話ではない。
みんなちゃんと同じ世界で生きているから。
話すことは自分がここにいることの確認であり、人と世界をつなぐ、一番初歩的なことだ。
なに不自由ない私には、一つ欠けている、そんな世界をすごく怖いと感じる。
自分にある感覚が正常に機能していること、そして生きていることに感謝。
お金持ちも、物知りも、世界一周経験者も、
生きているからできるのだ。
生きてこそ、素晴らしい。
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